EF300mm F2.8L IS II USMをレビューします。
300mmという焦点距離でF2.8を実現するCanonのEFマウントレンズです。2011年発売のレンズですが、現在でも現役として使える素晴らしいレンズです。
EF300mm F2.8L IS II USM
EF300mm F2.8L IS II USM
最短撮影距離 2.0m、最大撮影倍率 0.18倍、フィルター径 52mm(差し込み)、最大径×長さ 約φ128×248mm、質量 約2,350g
CanonのEFマウントレンズ、EF300mm F2.8L IS II USMをレビューします。発売は2011年8月、メーカーの小売り価格は82.5万円でしたが、現在の中古の参考価格は467,500円です。
大口径レンズならではの解像と、写真の明るさのおかげで、暗い場所でも繊細でくっきりとした写真の撮れるレンズです。
Canonレンズ EF300mm F2.8L IS II USMは現役で使える
EF300mm F2.8L IS II USMを使ってみましたが、性能は圧倒的で、AF速度も速い。2011年発売のレンズですが、現在でも現役で使えます。
兵器のような重厚感
最大径128mm、長さ248mmと、なかなかの迫力です。
最初に手に持った瞬間、「デカすぎだろ」「兵器かな」といった気持ちが芽生えました。
レンズフード(ET-120(W II))を付けると、全長は更に伸びます。長さ方向に10cmほど長くなります。
収納時はレンズフードを逆側に。
レンズフード自体の重さは非常に軽く、重量175g。レンズフードによる重量の変化は気になりません。(そもそもが2.3kgと重いせいですが)
必要なスイッチ類は全部ついている
筐体には、手振れ補正モードの設定や、フォーカスプリセット機能などのスイッチが一通り。
側面の金属の金具はストラップを取り付けられるようです。
手振れ補正は、以下のMODE1-3が搭載されています。人物などを撮る場合はMODE3を使うのがよさそうです。
- MODE1:薄暗い場所
- MODE2:流し撮りする場合
- MODE3:不規則に動く被写体を追う場合
デメリットはその重量
重量は2350g。ギリギリ、手持ちできるサイズです。
三脚などの使用ができない会場では、左手でレンズの三脚座を持ち、右手でカメラを持って撮影していました。
このレンズを持って1時間撮り続けましたが、腕がクタクタになります。お世辞にも軽いとは言えません。
高級感のある筐体
上部には距離目盛が搭載されており、フォーカス位置の被写体までの距離を表示してくれます。
熱対策のための白色の筐体と赤色のラインは、所有欲を満たされます。
中古価格が47万円台と非常に高価なレンズです。
ただ、RFマウントの超望遠レンズ(100万越え)と比べると安いほうです。考えようによってはお値打ちと言えるのではないでしょうか。
組み合わせるカメラ
Canon EOS R6
フルサイズ、約2010万画素、CMOS センサー、電子シャッター時:最高約20コマ/秒、約680g(バッテリー、メモリーカードを含む)
Canonのミラーレス機R6と組み合わせて使ってみました。2020年 8月発売の機種です。
RF-EFマウントアダプターを装着して、RFマウントとEFマウントを変換します。
かなりの重装備。
AF速度はRFレンズとそん色ない
オートフォーカスの速度は爆速です。EFレンズという事で、AF速度などに性能に不安がありましたが、性能面の懸念はすべて払しょくされました。
AF速度は、RFマウントの白レンズと比べても遜色ない速さ。カメラを構えたときには、被写体にフォーカスが合っています。
レンズフィルターはカメラとレンズの接続部に。
フィルターはドロップイン型で、市販のゼラチンフィルターを挟んで使用します。
レンズフードなしでもかなりの迫力です。
まとめ
EF300mm F2.8L IS II USMをレビューしました。性能は圧倒的で、AF速度も速い。2011年発売のレンズですが、現在でも現役で使えます。
重量が重いですが、手持ちできるギリギリのレベルで、なんとか運用できそう。(毎日持ち運びは無理かもしれません)
なにより、この重さを許容できるかどうかは実際に触ってみないとなんとも分からないと思います。高価なレンズであるため、まずはレンタルで試してみるのがお勧めです。APEXレンタルやGOOPASSで使ってみることができます。
EF300mm F2.8L IS II USM
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