Canonのx1.4/x2.0倍可変テレコンバーターは30万円越え?

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テレコンバーターは、望遠レンズの焦点距離を延長するための便利なツールですが、これまでは固定倍率(通常は1.4倍または2倍)が主流でした。

しかし、キヤノンが開発中の新型テレコンバーターは、その概念を一新するものと言われています。この新しいテレコンバーターは、倍率を1.0倍から2.0倍まで調整できるとのこと。

これが実現すれば、写真家にとっては驚くべき進歩となりますが、価格は30万円を超えるとの意見も出ています。

価格は30万円を超える?

この新型テレコンバーターの価格は、通常のテレコンバーターよりも高価になる可能性が高いです。

RFマウントのテレコンは、1.4倍と2.0倍が既に販売されています。可変テレコンは、これら2つの合計価格よりも高くなることが予想されています。

現在販売されているテレコンの価格は、キヤノン エクステンダー RF1.4Xが64,350円、キヤノン エクステンダー RF2Xが77,220円であり、新しく発売される可変テレコンは、これらの合計価格141,570円は超えてくるものと思われます。

海外メディアでは、2000ドル(約30万円)を超えてもおかしくない、との意見も見られます。これは、Canonハイエンド「L」レンズ1本が買えてしまう価格にもなります。

テレコンバーターは写真家にとって救世主であった

テレコンバーターは、長らく写真家の「救世主」でした。特に、スポーツや野生動物の撮影に従事する写真家にとっては欠かせないアイテムです。しかし、これまでのテレコンバーターは、光量の損失やズームの制限など、いくつかのデメリットも持っていました。

ニコン、オリンパスなどもテレコンバーターを内蔵した望遠レンズを出しています。たとえば、ニコンの Z 400mm f2.8 TCには1.4 倍のテレコンバーターが内蔵されています。

Canonは、複数の倍率を兼ねるテレコンバーターを、RFマウント用に開発、発売するのではないかとのうわさが広がっています。

キヤノンが投入しようとしているテレコンは1.4と2.0倍を兼ねる?

キヤノンは、RF 200-500mm f/4 L ISレンズの発売と同時に、新型テレコンバーターを発表するために開発に取り組んでいるとされています。この新型テレコンバーターは、2023年の最後の四半期か2024年初めに発売されると噂されています。最も注目すべき点は、このテレコンバーターの倍率が可変なものであるということです。

キヤノンの開発する新型テレコンバーターは、多くの写真家にとっての夢が実現する可能性が高い製品です。

通常、テレコンバーターには固定の倍率(通常は1.4倍または2倍)が備わっていますが、新しいCanonテレコンバーターは倍率を1.0倍、1.4倍(あるいは1.5倍)、2.0倍の間で調整できるとされています

2020年にキヤノンが公開したズーム可能なテレコンバーターの特許は、倍率可変のコンバーターの概念を提唱しています。

この商品が発売されれば、Canon自身の製品の歴史に残るものになりそうです。業界に革命をもたらすかもしれません。

特許公開された製品がすべて実用化されるとは限らないが…

通常、特許は実際の製品には結びつかないことが多いです。一方で、この倍率可変のテレコンについては、キヤノンが製品化しようと努力している、という噂が広がっています。単品のレンズと異なり、所有している望遠レンズの性能を大きく変えてくれるテレコンは、市場でもニーズが大きい商品で、Canonとしても実現できれば、他社マウントとの差別化のための大きな商材となります。

影響力と市場へのインパクト

この新しいテレコンバーターは、多くの写真家にとって有用なツールとなると考えられます。

例えば、スポーツ撮影や野生動物の撮影では、被写体までの距離が変わることがよくあります。固定倍率のテレコンバーターでは、対象が近づいた際にレンズを交換する必要がありましたが、可変テレコンバーターを使用すれば、レンズを装着した状態で倍率を大きく変えることができ、手間が省けるでしょう。

実際、筆者自身もこのテレコンは「買い」だと考えています。所有するRFレンズとの互換性が確認できれば、すぐにでも手に入れて使いたい商品です。

全ての「白レンズ」との互換性を期待

倍率可変のコンバーターは、キヤノンのRFマウントレンズに対応するものですが、すべてのRFレンズと互換性があるわけではないと考えられます。

現状の1.4倍や2倍のテレコンも、レンズの後玉周辺の構成が災いして、RF70-200mm F2.8 L IS USMなどの人気レンズでは対応していません。

噂によると、コンバーターが大型化することを前提に、多くのRFレンズで利用可能になるとの情報もありますが、発表時に示されるであろう対応レンズのリストに、なるべく多くのレンズが記載されていることを期待します。

テレコンのデメリット

テレコンバーターを使用する際には、光の損失とズームの制限が存在します。光の損失は、テレコンバーターの倍率によって異なります。また、オートフォーカス速度の低下も懸念されますが、ミラーレスマウント(RFマウント)のテレコンバーターは、一般的にDSLRに比べて優れた性能を持つことが多いです。

まとめ

キヤノンの新しい可変テレコンバーターは、多くの写真家にとって画期的な進歩をもたらす可能性があります。価格が高くなる可能性や、全てのレンズとの互換性がないかもしれないという制限はありますが、その利点と革新性は極めて高いと言えるでしょう。今後の開発が待ち遠しいところです。

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