Nothing Phone (2) レビュー、進化と一貫性、デザインと機能の融合

スマートフォン

Nothing Phone (2)は、単に機能やスペックで勝負するのではなく、ユーザー体験とデザインに重点を置いています。高い性能を持ちつつも、その独自性とスタイリッシュな要素で新しいスタンダードを築くかのようです。

Nothing Phone (2)には、前作からの進化に一貫性があり、デザインと機能の融合を感じました。以下でレビューを紹介します。

Nothing Phone (2)

Nothing PHONE(2)
ナッシング(Nothing)、NothingOS(Android 13)

Nothing Phoneは、テクノロジー企業「Nothing」によって製造されたスマートフォンです。このスマホは独自のスケルトン(透明)デザインを特徴とし、内部コンポーネントが透けて見えるユニークな外観を持っています。

性能、ソフトウェアともに優れており、デザインだけでなく、機能面でも注目を集めています。特に、背面ライトや独自のAndroidカスタマイズ、高性能カメラなどがユーザーから高評価を受けています。

Nothing Phone (2)を開封

パッケージはCDと同じようなサイズです。開封してきます。

Nothing Phone本体と、USBケーブル、Simカード抜き差し用のピン、取説などの紙類が付属しています。充電器は付属していません。

Nothing Phone 2の保護シートには、ドットスタイルのフォントが使用されています。このような細かい点にまで注意を払うことで、製品を手にした瞬間から特別な体験が始まっている感じがして良いですね。

Nothing Phone 2の独自の世界観

起動画面もまた、Nothing Phone 2の独特の世界観を表現する要素の一つです。

Nothing Phone 2の魅力的な要素は、カスタマイズされたAndroid 13による独自のソフトウェアです。ソフトウェアの英語版は特に興味深く、イギリス風の英語表現(「Aeroplane Mode」や「Bin」など)が含まれており、”キャラクター溢れる”ソフトウェアであることがわかります。

プロセッサー:はSnapdragon 8 Plus Gen1。Nothing Phone (1)よりも明らかに強力ですが、最新のフラグシップとは一歩遅れています。ディスプレイ: 1080p、120Hz、最大1600ニットの明るさ。LTPOテクノロジーを採用しています。

フロントカメラの位置が中央に移動し、画面の周りのベゼルも少し狭くなっています。これにより、初代に比べてディスプレイがわずかに大きくなりました。

洗練されたスケルトンの背面デザイン

Nothing Phone 2には、特に注目すべき点として背面ライトがあります。この機能は通知やアラートに関連する情報を直観的に提供するためのもので、透明な背面デザインを最大限に活用しています。色やパターンはカスタマイズ可能で、それにより、新しいメッセージや未読の通知、バッテリーの状態など、さまざまな情報を一目で把握することができます。

このスマートフォンの背面には、充電状態を知らせるためのLEDライトが組み込まれています。充電が始まると、このライトが煌びやかに光り、充電量に応じて色や光の強度が変わります。これによって、ただ充電が進行中であることを確認するだけでなく、どれくらい進行したのかも一目でわかります。

このスマホはスケルトンデザインを採用しています。内部の構造が透けて見えるこのデザイン。

カメラの配置やその他の要素も含め、背面デザインは全体的に洗練されており、前モデルからの自然な進化と言えるでしょう。

付属品も統一されたコンセプト

特筆すべきは、付属のUSBケーブルも透明なデザイン(スケルトン)を採用している点です。これは、Nothingの透明デザインへのこだわりが、アクセサリーにも反映されていることを示しています。

透明なケーブルや背面ライトに続き、SIMカードピンまでスケルトンデザインにすることで、Nothing Phone 2はデザインの一貫性を高めています。SIMピンに至るまでデザインを追求するNothingの姿勢は、同社が製品全体に対してどれだけ手を抜かないかを物語っています。

カメラ性能

Nothing Phone 2の背面デザインは、前モデルと似ているものの、いくつかの微妙な変更が施されています。最も顕著なのは、背面ガラスが丸みを帯びている点です。これにより、手により自然に収まると同時に、光の反射が美しく見えるように設計されています。この丸みは単に見た目だけでなく、持ちやすさにも貢献しているようです。

Nothing Phone 2にはデュアルカメラが搭載されています。主要なカメラと超広角カメラの両方のセンサーが50メガピクセルで、主要なセンサーにはSonyのIMX 890が使用されています。このセンサーは、OnePlus 11やOnePlus Nord 3にも採用されているものです。

明るい環境での撮影は非常に良好です。色味はしっかりとしており、オーバープロセスされていない自然な写真を期待できます。被写界深度もしっかりとしており、特に被写体が近い場合、非常に美しい写真が撮れます。

iPhone 11 Pro
Nothing Phone (2)

一方で、低光量環境では若干性能が落ちるようです。写真がノイズが多くなるか、または柔らかくなる傾向があります。

ユーザー体験の強化と課題点

ユーザーはホームスクリーンのアイコンサイズを自由に調整できます。頻繁に使うアプリのアイコンを大きくすることで、より便利なアクセスが可能です。また、フォルダのデザインもリデザインされ、使い勝手が向上しています。

Nothing Phone 2には、画面内蔵型の光学式指紋認証センサーが搭載されています。このタイプの指紋認証は、近年のスマートフォンによく見られる機能であり、画面を占有しないスリークなデザインが多くのユーザーに好評です。

ただし、この指紋認証センサーは若干低い位置に設置されているとの指摘があります。これが意味するのは、一般的な持ち方で簡単にアクセスするには少し手を動かす必要があるという点です。さらに、認証速度も高速とは言えず、この価格帯の他のスマホと比較して「標準」程度の性能と言えるでしょう。

スマートフォンとしての動作は全く問題ありません。ブラウザ、Youtube、SNSなどの一般的な用途でスペックの低さを感じることはまずありません。画面も「ヌルヌル」で解像度も高く、モサっとした動作も全くなく、通常使いには十分な性能です。

背面は滑りにくく改良されたとはいえ…

Nothing Phone 2は前モデルとよく似ていますが、背面ガラスが丸みを帯びている点が新しいです。

前作では、側面を持つと滑りやすく、落としやすい印象を受けました。(2)では、背面が丸みを帯びたことで、背面に指をかけると持ちやすくなりました。

Nothing Phone 2の側面には、一般的なスマートフォンと同様に電源ボタンと音量調整ボタンが配置されています。

まとめ

Nothing Phone (2)はただのスマホではありません。スケルトンデザイン、背面ライトの充電インジケーター、ユーザーフレンドリーなソフトウェアは一見の価値あり。

このスマホは外観も内部も斬新で、細部までこだわりが感じられます。Nothing Phone 2が提供する独自の世界観と優れたユーザー体験で、スマートフォンに新たな世界観を感じられます。

Nothing PHONE(2)
ナッシング(Nothing)、NothingOS(Android 13)

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2023年10月1日 施行の景品表示法による消費者庁 規制対象(通称:ステマ規制)にならないよう、配慮して記事を作成しています。ブログ内の製品紹介・レビューは基本的に著者が誰からの指示もなく作成したものです。もしも第三者から内容に指示があれば記事内で明記します。アフィリエイトリンクを通じて商品を購入頂くことで筆者は手数料が得られ、当ブログでのガジェットレビューを継続することができます。
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