【レビュー】いまCanon EOS R6を選んでも良いか?

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Canonのミラーレスカメラ、EOS R6(無印)を紹介します。R6 markⅡが発売され時がたった今、R6を選んでも良いのか、という視点で、主に静止画の機能についてレビューします。

Canon EOS R6

Canon EOS R6
フルサイズ、約2010万画素、CMOS センサー、電子シャッター時:最高約20コマ/秒、約680g(バッテリー、メモリーカードを含む)

Canonのミラーレス機です。2020年 8月発売の機種です。

2022年11月に後継機となるR6 mark2が発売され、現在は一世代前のカメラです。

いまR6を選んでも良いか?

R6の価格推移(出典:価格コム)

2022年11月に後継機となるR6 mark2が発売されましたが、2024年現在も中古価格は22万円程度、新品価格は30万円近く(2024年になってから吊り上がっています)であり、決して手軽に買える価格ではありません。

R6の新品を購入するのであれば、R6 Mark II ボディが最安値33万円台で購入できるので、最新機種を手にすることをお勧めします。新製品がいい!という方には、R6mark2を買うのが良いと思います。結局、自分が欲しいと思ったものを買うのが一番です。

R6は、中古品はコスパの良い選択肢です。ハイアマチュア機種を22万円台で購入できると考えれば、新品のR7やR8よりも、よりハイエンドのR6を選ぶ方が賢明です。R6は最新機種と比べてひと世代前とはいえ、R6MarkⅡとの変化点は多くないため、R6を購入しても十分に満足できると考えます。

R6の良い所・気になる点

R6の良い所・悪い所をまとめると以下のようになります。

素晴らしい点少し気になる点
・所有欲を満たす高級感
・高い被写体検出性能
・価格が下がっている
・被写体検出に迷うこともある
・R6 mk2とどちらを買うか迷う

所有欲を満たす高級感

R6本体の外観です。筐体はずっしりしており、本体がポリカーボネートで軽量ではありますが、高級感は感じられます。

20万円以上の価格帯のカメラですが、比較的コンパクトにまとまっています。

ボタンの配置はCanonのミラーレス機でよくある形式です。

中央にSETと書かれた電子ダイヤル。これがある/ないで撮影のしやすさも変わってきます。私はここに絞り調整を割り当てています。

本体上部にはモードダイヤルと、サブ電子ダイヤルが2つ。上部に液晶はありません。

高い被写体検出性能

RFマウントのミラーレスカメラは、いずれも被写体検出が非常に早いです。

カメラを構えた瞬間には被写体にピントが合います。画像プロセッサーにDigic Xを搭載した機種であればどれでも例外なくピントが早いです。

被写体検出に迷うことも

被写体の手前に遮るものがあったり、人物が複数視野内にある場合には、意図した場所にフォーカスがあわないこともしばしばあります。

この点はフォーカス位置をマニュアルで調整するなどして対応します。

グリップを付けるとより重厚感が増す

私は、R6にバッテリーグリップBG-R10を付けて運用しています。

RFマウントのカメラで、純正のバッテリーグリップが販売されているのは、R6より上位の機種のみです。(R6,R5のみ、R3はもとから縦位置グリップがある)

バッテリーグリップがつくと、R3と変わらないくらいの大きさのカメラになります。

SDカードスロットは2枚。

書き込みは、2枚に同じデータを書き込んだり、RAWとjepgをそれぞれ書いたり、1枚ずつ書いたり、と様々な使い方ができます。

本体とPCをTypeCのUSBで接続できるため、撮影したデータの転送はカメラ本体との接続でも可能です。

おすすめのレンズ

RF70-200mm F2.8 L IS USM
最短撮影距離 0.7m、最大撮影倍率 0.23倍、(200mm時)フィルター径 77mm、最大径×長さ 約φ89.9×146.0mm、質量 約1,070g

大口径レンズならではの解像と、写真の明るさのおかげで、暗い場所でも繊細でくっきりとした写真の撮れるレンズです。

R6に付けてみました。レンズがかなり大きめです。

レンズフードを付けるとこんな感じ。

バッテリーグリップとレンズフードを付けると、かなり大掛かりな装備に見えます。

重量は約2kg弱で、30分撮影するぶんには、そこまで苦にならない重さです。

他機種との比較

R5R6m2R6R8
画素数
[万画素]
4500242020102420
連写
[コマ/秒]
20402040
価格
[円]
¥477,574¥354,438¥251,696¥235,500

最も気になるのは、R6mark2が発売されたなかで、R6(無印)を選んでよいか?という点です。筆者R6(無印)が買いだと思っています。

写真の仕上がりは、カメラ以上にレンズが重要です。R6(無印)を選択し予算を10万円浮かせて、浮いたお金で1ランク高いレンズを選ぶほうが、写真の質は高くなります。

まとめ

Canon EOS R6をレビューしました。まとめると以下の通りです。

素晴らしい点少し気になる点
・十分すぎる連写性能
・高い被写体検出性能
・所有欲を満たす高級感
・価格が下がっている
・被写体検出に迷うこともある
・R6 mk2とどちらを買うか迷う

“質の高い写真”を撮るためには、カメラ本体よりもレンズに投資する方が近道です。

R6でも十分高価なカメラですが、これ以上高いカメラを買うよりは、中古のR6を買って、レンズに投資することを検討する方が賢いと思います。

20万円を超えるカメラを、いきなり買う勇気は出ないと思います。まず、レンタルで試してみて、気に入ったら買う、という選択肢もあります。

Canon EOS R6

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