【レビュー】SONYレンズ FE 70-200mm F4 G OSSは現役で使えるか？

ハイエンド望遠ズームレンズの魅力は、その素晴らしい描写性能にあります。FE 70-200mm F4 G OSSは、その美しさを白い外装でさらに際立たせています。

このレンズは、その外観だけでなく、取り付けた際のハイエンドな感じや、F4の明るさでのコンパクトさも特徴としています。そして、その描写性能は、非常に”実戦的”で、被写体との距離感をしっかりとキャッチしてくれるのです。

FE 70-200mm F4 G OSS

FE 70-200mm F4 G OSS
最短撮影距離 1.0m、最大撮影倍率 0.13倍、フィルター径 72mm、最大径×長さ約φ80×175mm質量約840g

2014年3月のSONYのレンズ、FE70-200mm F4 G OSS(SEL70200G)をレビューします。価格は約14万円。

SONYレンズ FE 70-200mm F4 G OSSは現役で使えるレンズです。このレンズが2014年に発売されたとはいえ、その性能は今日でも多くの写真家やビデオクリエイターにとって十分魅力的です。

軽量かつコンパクトな設計、堅牢な構造と高い操作性、優れた描写性能を、価格と性能のバランスを取りながら設計された名玉です。

インナーズーム方式を採用しているため、ズーミング時の全長の変化はありません。サイズと重量は、最大径80mm×全長175mm、840グラムと、フルサイズ対応の望遠ズームレンズとしては軽量な部類に入ります。

白いを基調としたデザインが採用されており、オフホワイトの鏡筒に、ブラックのラバー製のズームリングとフォーカスリングが特徴です。鏡筒のサイズは一見コンパクトに感じます。

筐体側面には、望遠レンズによくあるボタン類。

MODE1：通常の手ブレ補正、MODE2：移動する被写体を流し撮りする場合に使います。

ほとんどのプロ品質のレンズで期待されるように、Sony 70-200mm f/4 は非常に堅牢です。プロの写真家が3年以上、カメラバッグ、車、オフィスなどの周りを飛び回ってアウトドアアドベンチャーでも酷使しても、一度も不具合を起こすことなく使い続けられる、と聞き及んでいます。

このレンズは、私が欲しかったものがすべて、より安くてコンパクトなボディに詰め込まれていました。すばらしい画質と、コンパクトで軽量なデザイン、そして手頃な価格を実現しています。

レンズのフィルタ口径は72mm。

三脚座も付属しています。比較的軽量なレンズのため三脚座の出番は少なそうです。望遠ズームとしては軽量コンパクトで、持ち運びはしやすいレンズです。

SONY α7R V
フルサイズ、約6100万画素、CMOS センサー、電子シャッター時：最高約10コマ/秒、約723g(バッテリー、メモリーカードを含む)

今回は、SONY α7RⅤと組み合わせて使ってみました。

α7R Vは、すでに優れたカメラをベースに設計されていますが、ほぼすべての機能が改善され、最終的には大幅に完成度の高いカメラになっています。

操作性の面では、Aマウントの70-200mm F2.8 G SSM IIに近い感じがします。動体撮影などでピント位置を固定するためのフォーカスホールドボタンや、迅速なフォーカスをサポートするフォーカスレンジリミッターが備えられています。

フォーカシング時に全長が変わらないインターナルフォーカシング方式を採用しており、光学式の手振れ補正も搭載されています。ズームリングとフォーカスリングの操作感は非常にスムーズで、Gレンズの精度の高さが体感できます。

マニュアルフォーカスの応答が非線形で、フォーカスレンズの回転にたいしてフォーカス変化の追従が自然でない可能性も指摘されています。手動で焦点を合わせたい動画撮影者が気にする点で、ユーザによっては気になる可能性があります。

α7R5のような最新のカメラではオートフォーカスを細かく制御できるため、マニュアルフォーカスは一般的ではなくなり、この問題はごく一部のユーザーのみに関係するものになっていると思います。ほとんどの人は無視できます。

価格も高すぎず、手に取りやすいレンズでもあります。

FE 70-200mm F4 G OSSは、その性能、デザイン、操作性をトータルで考慮すると、非常に優れた望遠ズームレンズであると言えます。フルサイズEマウントのカメラユーザーには、必見の1本となるでしょう。

ソニー FE 70-200mm F4 G OSS

＼　webで注文！　／

Amazon

＼　レンタルしてみる　／

APEXレンタルズ

関連記事