【レビュー】SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM、見た目のインパクトが圧倒的すぎる

Len - レンズ -

SIGMA(シグマ)の150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporaryレンズは、デジタル一眼レフカメラ用の超望遠ズームレンズとして、その性能とコストパフォーマンスで多くの写真愛好家の注目を集めています。

2015年3月に発売されたこのレンズは、最大600mmの撮影が可能で、約11万円という価格設定は、同等の望遠能力を持つレンズの中では手ごろな部類に入ります。その重量約1930gという迫力ある外観、豊富な機能性、そして撮影者のニーズに応える柔軟性が魅力です。

今回は、このSIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporaryレンズの様々な特徴を詳細にレビューしていきます。

SIGMA(シグマ) 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM
最短撮影距離 2.8m、最大撮影倍率 4.9倍、フィルター径 95mm、最大径×長さ 約φ105×260.1mm、質量 約1930g

デジタル一眼レフカメラ用超望遠ズームレンズです。

2015年3月発売、新品価格は約11万円で、600mmまで撮れるズームレンズとしては手ごろな価格と言えます。

迫力のある重量と大きさ

重量が2kg弱あり、気軽に持ち出せるレンズではありませんが、それ故に「撮影装備」としては迫力があり魅力的です。

重量を少しでも軽くできるように、三脚座は取り外し可能でレンズ本体のみでの持ち運びが可能です。

2kg弱あると言っても、600mmまで撮れる望遠レンズとしては重さはまだ許容範囲内です。手持ちでの撮影も可能なレベルの望遠ズームレンズと言えます。

SIGMAの150-600mm F5-6.3DGは非常に大型なレンズで、フィルター径は95mmです。

豊富なスイッチ類

スイッチ類は豊富です。スイッチがあるほど「高機能」感があり、筆者はスイッチが豊富なレンズが好きです。

手振れ補正のON/OFFと、カスタムのスイッチが側面に搭載。加速度センサーを採用した手ブレ補正「OS」機構を搭載し、より精度の高い手ブレ補正を実現しています。

フォーカスはAF/MFのほかに、MOモード(Manual Override(マニュアルオーバーライド))を搭載しています。オートフォーカス(AF)機能が作動している間でも、手動でピントを微調整できる機能のことを指します。

焦点距離範囲はAF,MF,MOの三段階に変更でき、最近の超望遠レンズに搭載されるような機能は一通り網羅している印象です。

ズームロックのスイッチも搭載。このあたりはズームレンズには必須と言えます。

ズーム時の回転角度が大きすぎる

被写体を600mmまでズームインするためには、レンズをおおよそ160度回転させる必要があります。160度の回転操作は、ひと回しでは困難です。150mmから600mmまで一気にズームする場合、二回に分けた操作が必要になります。

スポーツや野鳥撮影など、操作にスピードを求められるような場合に手間取る可能性があります。

150-600mmの広い望遠範囲

このレンズは150mmから撮影可能で、望遠から超望遠まで幅広く使えます。70-200mmレンズと、この150-600mmレンズと組み合わせれば、ほとんどの焦点距離をカバーできます。

600mm以上の撮影が必要な場合はエクステンダーを使用したり、別の単焦点レンズを追加するなども考えないといけませんが、一般的な撮影では600mmまであればほとんどの需要を満たせるでしょう。

RFマウントのカメラとの相性も良い

RFマウントのカメラを使用すると、EFレンズでもRFの優れたフォーカス能力を引き出すことができます。

Canonのミラーレスカメラ(RFマウント)を使用する場合でも、カメラのコスパを求めてSIGMA 150-600mmを選択するユーザは多いです。

圧倒的な見た目のインパクト

取り外し可能な三脚座と、レンズフードもしっかりとした作りで、外観も洗練されています。迫力のある外観は、写真好きを唸らせること間違いありません。

フィルター径は95mmと前玉も非常に大きいため、プロのように写真を撮っている気持ちになれる、所有欲を満たしてくれるレンズです。

RFマウントのカメラと使用するにはEF-RFのマウントアダプターが必要です。

アダプターを使うと、レンズの長さは約3センチ伸びますが、今回紹介している巨大なレンズに比べればマウントアダプタは非常にコンパクトですので、ほとんど気になるものではないでしょう。

マウントアダプターも重さもまだ許容範囲内です。

RFマウントの望遠レンズと比べても優秀

このレンズは150-600mmまでの超望遠ズームレンズで、最大ズーム時でも600mmでF6.3の明るさを保ちながら撮影が可能です。

これは、RFマウントの高級望遠ズームであるRF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM(500mmで最大でF7.1)と比較しても、600mmでF6.3の撮影ができる点が非常に魅力的です。

作例

150mm
600mm
RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM(500mm)

まとめ

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporaryレンズは、150mmから600mmまでの広い焦点距離範囲をカバーし、スポーツや野鳥撮影など、動きの速い被写体を撮影する際にその真価を発揮します。

ズームロック機能、高精度な手ブレ補正機構、マニュアルオーバーライド機能など、プロフェッショナルな撮影をサポートする多様な機能を備えている点が特筆すべきです。重量とサイズはありますが、その分、撮影時の安定感と、圧倒的な画質を実現しています。

RFマウントのカメラとの相性の良さも、このレンズを選ぶ大きな理由の一つです。圧倒的な見た目のインパクトと、撮影の幅を広げる機能性を持ち合わせたSIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporaryは、望遠撮影を楽しみたいすべての写真愛好家にとって、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

\ レンタルしてみる /

\ネットで注文/

関連記事

この記事はアフィリエイトリンクを含みます

2023年10月1日 施行の景品表示法による消費者庁 規制対象(通称:ステマ規制)にならないよう、配慮して記事を作成しています。ブログ内の製品紹介・レビューは基本的に著者が誰からの指示もなく作成したものです。もしも第三者から内容に指示があれば記事内で明記します。アフィリエイトリンクを通じて商品を購入頂くことで筆者は手数料が得られ、当ブログでのガジェットレビューを継続することができます。
タイトルとURLをコピーしました