【レビュー】Canon EOS R100は超コンパクト!最初の1台として買いです

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EOS R100

Canon EOS R100は、APS-Cサイズのミラーレスカメラでコストパフォーマンスが高く、エントリーユーザーにとって魅力的な選択肢となっています。価格は10万円を切ります。

カメラ初心者の方が最初に買う一台としてよさそうに見える一方で、CanonのエントリーモデルはR100のみでなく、R50、R10など、選択肢が多くなっており、どれを買えば良いのかも迷いどころです。

本稿では、R100の魅力と、他機種との比較を通じて、R100を買うべき人は誰なのか、解説します。

EOS R100

EOS R100
APS-Cサイズ、約2420万画素、CMOS センサー、ワンショットAF時:最高約6.5コマ/秒、約356g(バッテリー、メモリーカードを含む)

Canon EOS R100は、APS-Cサイズのミラーレスカメラで、幅約116.3mmの小型・軽量ボディを持っています。発売日は2023年6月22日で、最安価格は税込で¥74,000です。

このカメラは、わかりやすい画面説明とガイドが備わっており、撮影時にカメラがサポートをします。それぞれの撮影モードの効果は写真やイラストで表示され、直感的な操作が可能です。

Canon EOS R100にはAPS-Cの撮像素子が搭載されており、有効画素は2410万画素です。ワンショットAF時の最高連続撮影速度は約6.5コマ/秒で、サーボAF時は最高約3.5コマ/秒となっています。

EOS R100は、バッテリーやメモリーカードを含めた状態で約356gの軽量なので、持ち運びにも便利です。

結論:最初の1台として買うならアリ

カメラ趣味を始めたいけど、あまり予算はかけたくない、という方には最適な選択肢です。今後、R100よりも廉価なモデル(R500?)が発売されると噂されていますが、ファインダーのない機種になるとも予想されています。

ファインダーを覗いて撮るのもひとつの醍醐味ですし、ファインダーを見ながら撮る方が撮ってて楽しいです。このカメラと、EFマウントの望遠レンズでカメラを始めれば、コスパよく綺麗な写真が撮れる楽しいカメラライフが実現できると思います。

Canon EOS R100の外観について

Canon EOS R100の外観にはいくつかの特徴があります。まず、チルトのような液晶画面の動きは搭載されていません。しかし、しゃがみ込んで撮影する際にはユーザー自身がしゃがめば問題なく撮影できます。

液晶画面は3インチで解像度は約104万ドットです。

電子ダイヤルは1つ。

画面側の十字操作ボタンが搭載されています。

バッテリーにはLP-E17が使用されています。バッテリーはR10やR8で実績のある、コンパクト電池で、長時間の撮影には向いていません。予備バッテリーは持っておいた方がよさそうです。

ファインダーの底には視度調整レバーが設置されています。このタイプの設置方法は珍しく、言われなければ気付かない可能性すらあります。

Canon EOS R100のメリット

EOS R100大きな魅力は、シーンに応じて素早く鋭敏にピントを合わせるオートフォーカス機能です。カメラを構えた瞬間、目的の被写体に対して即座にフォーカスを合わせ、撮影者が作品に完全に没頭できるようにサポートします。

シャッター音の静かさとオートフォーカスの滑らかさも、撮影時の満足感を高めます。

コストパフォーマンスにおいても、EOS R100は市場で際立っています。

ファインダー搭載でありながら手頃な価格を実現しており、カメラ初心者がいきなり高価なカメラを買う前に選ぶ機種として、魅力的な選択肢です。さらに、そのコンパクトで軽量な設計は、移動が多いユーザーにとっても大きな利点です。

手ぶれ補正を省くことでコストを抑えつつ、APS-Cセンサーを搭載しているため、性能と価格のバランスが優れていると評価できます。全体的に、Canon EOS R100はそのクラスの中で優れた機能を提供する一方、ユーザーが快適に使えるような工夫が施されている、コストパフォーマンスに優れたカメラです。

Canon EOS R100のデメリット

ハイエンドのカメラを使用した経験のあるユーザーからは、Canon EOS R100のデザインや機能には限定的であるとの指摘があります。

ダイヤルの少なさ

使い勝手が制限されると感じるのは、ダイヤルが1つしかないことです。カスタマイズはできるものの、やはり制約があります。例えば、手前側の十字キーの上ボタンを押すと、調整する項目が変わりますが、設定ダイヤルを2-3個もつハイアマチュア機に慣れた人には物足りなく感じる可能性があります。

タッチパネルレス

さらに、タッチパネルがないため、細かな設定変更がしにくいです。

これは、低価格を実現するためのコスト削減の影響と考えられます。タッチパネルがあれば、直感的に設定を変更できるため、使い勝手が向上します。最近はスマートフォンなどのデバイスは、タッチパネルが一般的ですので、かなり不便に感じます。ダイヤルやボタンで設定を変更するのは、タッチパネルに慣れていると正直面倒くさい。

Mモード(マニュアル)で露出設定する初心者は稀で、[A+]モード(シーンインテリジェントオート)で機械に任せて撮るのであれば、設定変更の手間が多くても気にならないかも

タッチパネルレスは、エントリーモデルのユーザーにはあまり影響がないかもしれません。エントリーモデルのユーザーは主にシーンインテリジェントオートモードで撮影することが期待されています。このモードでは、カメラが自動的に最適な設定を行ってくれますので、設定変更はあまり必要ありません。実際、オートプログラムは非常に優れており、素晴らしい写真を撮ることができます。そのため、エントリーモデルのユーザーにはタッチパネルの欠如はあまり問題にならないでしょう。

画像処理エンジンがDigic8

Canon公式サイトより

他のAPS-C機と比較すると、R100は画僧処理エンジンにDigic8を採用しています。

Digic8は1世代前(4-5年前)のエンジンで、最新機種にはほぼDigicXが搭載されています。R100を安価に抑えるためには必要とはいえ、最新エンジンでないことは理解しておく必要があります。

画像処理エンジンが古いために、最新の高度なAF機能が使えないなどが懸念されます。ただ、画像処理エンジンが古いと言っても、Digic8はEOS 90DやEOS Rで実績のあるエンジンで、8万円程度でこのエンジンが使えると考えるとコスパは高いです。

小さくコンパクトなデザインが魅力

スマートフォンと一眼レフを比較すると、スマートフォンはコンパクトで持ち運びが容易であり、多機能です。スマートフォンではレンズの交換はできませんが、デジタルズームやプログラムによる背景のボケ感の制御など、多くの機能があります。

そのため、同じ価格帯ではハイエンドのスマートフォンを選ぶ方が魅力的に映るかもしれません。

レンズ付きのカメラが欲しくて、スマホとは少し違う写真を撮ってみたい、という方に向けては非常に良い選択肢と思います。

作例

おすすめのレンズ

EOS R100

EOS R100と組み合わせるレンズとして、RF50mmF1.8 STMや、Canon RF 16mm F2.8 STMがお勧めです。コンパクトで価格も安く、R100のサイズ感ともよく合います。

レンズフードはサードパーティ製のJJC ES-65B レンズフードを組み合わせています。このセットはお気に入りで、一眼カメラのスタイルでありながら非常に軽量で持ち運びしやすく、普段使いに適しています。

他機種との比較

R7R10R50R100
画像処理
エンジン
Digic XDigic XDigic XDigic 8
画素数
[万画素]
3250242024202420
連写
[コマ/秒]
3023156.5
重量
[g]
612429376356
発売年2022/62022/72023/32023/6
価格
[円]
¥181,000¥114,300¥98,870¥74,250

R100は、現在Canonから販売されているミラーレス機の中では最も廉価で手に入れやすい機種です。それゆえに制限もありますが、まず最初の一台として手にするにはおすすめです。

予算が許すのであれば、R10まで背伸びするのがよいかもしれません。R10は、ハイアマチュアがサブ機としてよく使う機種で、カメラの目が肥えたユーザも満足できるような設計になっています。R10のレビューは以下の記事で紹介しています。

まとめ

Canon EOS R100は、小型・軽量なボディやわかりやすい画面説明、優れたオートフォーカス性能などの特徴を持ち、エントリーユーザーに満足のいく写真撮影体験を提供します。ただし、タッチパネルの欠如や他のデバイスとの競争力の側面で改善すべき点もありますが、将来のモデルでの改良が期待されます。

Canon EOS R100

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